2007
二次創作といっていいのか……。
唐突に思いついた話です。
私のオリジナルキャラも登場します。
http://siroihane.jugem.jp/で書いているオリジナル創作のキャラを白鳥異伝の世界に行かせてみました。
先にそっちを読んでから、読むことをおすすめします。
別に読まなくても、楽しめると思いますが。
せっかく書いたので、公開しないのはもったいないと思ったので載せました。
気軽にお楽しみください。
唐突に思いついた話です。
私のオリジナルキャラも登場します。
http://siroihane.jugem.jp/で書いているオリジナル創作のキャラを白鳥異伝の世界に行かせてみました。
先にそっちを読んでから、読むことをおすすめします。
別に読まなくても、楽しめると思いますが。
せっかく書いたので、公開しないのはもったいないと思ったので載せました。
気軽にお楽しみください。
嵐の日、突然疾風が吹いた。目を開くと、一人の少女が目の前にいた。
ただ真っ白な羽を背中にもつ少女だった。
「大丈夫か?」
真太智が声をかけると、少女は微かに反応した。
「大丈夫……です」
そう呟くと、精魂尽きた様子で目を閉じた。
少女が意識を失うと背中の白い羽が消えた。
――まるで、幻のように。
1、【天使の少女】
「……ここ、どこぉ?」
少女は目を覚ました。
辺りの様子を首を回して見渡す。
――知らない場所だった。
海が近いのだろう。微かに塩の匂いもする。
「気がついたのかい?」
「あ、はい。ありがとうございました。あの……ここはどこですか?」
体を起こして、礼儀正しくお礼を言う。
「あ、いいよいいよ。無理しなくて。まだ寝てた方がいい」
中年の女性は優しく少女を気遣った。
「もう平気です。あたし、こう見えても頑丈なんですよ」少女は、心配してくれたことが嬉しかった。
だから、自分がもう元気だと一生懸命伝えた。
「それはよかった。でも、無理は禁物だよ」
「はい」
少女はにこっと微笑んだ。
見ている方が癒されるような優しい笑顔だった。
「あ、そうそう……ここは矢田だよ」
「矢田ですか……」
聞いたこともない場所だった。
空気の匂いも少女がいた所とは違う。
(あたし、異世界に迷いこんだのかな?)
「あんた名前は?」
「レイシャです」
「れいしゃ……かい。変わった名前だね」
「そうですか?」
やっぱりここは異世界なのだ、と改めてレイシャは思った。
バタバタバタ。
その時、騒々しい足音が聞こえた。
「ただいま、おっかあ」
「おかえり、真太智」
「あれ?あの子、目を覚ましたのか?」
自分が助けた少女が目を覚ましていたのに気づいた。
「そうだよ。レイシャ、この子は息子の真太智。あんたを助けたんだよ」
「真太智さんですか。助けて下さってありがとうございます」
レイシャは、にこりと微笑んだ。
男なら魅了されるほどの笑顔だった。
案の定、真太智は顔を真っ赤にしている。
「さてと。私は夕飯の支度でもするかね」
真太智の母親はそう言うと、夕飯を作りに行った。
可愛い女の子と二人っきり。女の子と二人っきりになることはあまり経験がなくて、真太智はドキドキした。
長い沈黙がしばらく続いた。
「あの……」
最初に口を開いたのは、レイシャだった。
「どうかしたのか?」
「助けてくれた時、あたしだけでしたか?その……他に誰かいませんでしたか?」
「他には誰もいなかったぞ。誰かとはぐれたのか?」
「誰もいなかったならいいんです」
(……彼は、この世界にこなかったの?巻き込まれたのはあたしだけ?でも、あの時あたしを庇って……)
突然、現れた突風に二人共巻き込まれたはずだ。
だけど、彼は元の世界にいるのかもしれない。
自分だけが異世界に来たのかもしれなかった。
「俺も聞きたいことがあるんだ。聞いてもいいかな?」
レイシャが考えにふけっていると、真太智が口を開いた。
レイシャは迷うことなく、真太智に答えを返した。
「どうぞ。なんでも聞いてください」
「レイシャを初めて見た時、背中に羽が生えてたんだけど……あれってなんだったんだ?」
「……」
(どうしよう、なんて答えたら……)
レイシャは戸惑った。
正直に話をしても、信じてもらえない確率が高い。
レイシャに羽があるのは、レイシャが『天使』だから。
――人間ではないから。
(よしっ!)
レイシャは決めた。
「あたし、生まれつき羽をもってるんです。その羽は、あたしの意思で出したり消したりできます。空だって飛べますよ」
できるだけ『天使』という単語をださないように、簡潔にわかりやすく話した。
「そっか……。あれ生まれつきなのか。びっくりした。
俺はてっきりあんたが天女なのかと……」
「天女?」
初めて聞く言葉だ。
レイシャは首を傾げた。
『天』という単語だけは『天使』と共通しているが。
「羽衣を返すと天に帰ってしまう美しい女性のことだ」
「へぇ」
まるで、自分のことを言い当てられているかと思った。
ただ、レイシャには羽衣はない。
羽は常に背中にあるから、いつでも帰れる。
今は異世界にきてしまっているけれど、元の世界に帰ろうと思えば帰れるだろう。
レイシャは人間ではないから。
不思議な力をもつ、『天使』だから。
「あんたは天女じゃないんだろ?普通の女の子なんだろう?」
「そうですね」
人間ではないけれど。
『普通の女の子』だということは、間違ないから。
「夕飯できたよ。飯にしようか」
真太智の母親が、戻ってきた。
「はい」
レイシャは、返事をした。
微笑を浮かべながら。
そうして、夜は更けていった。
レイシャは暗闇の中で、彼がいない寂しさを感じた。
「ナイト……」
無意識に彼の名前を呟く。
●続く●
☆あとがき☆
なにを思ったのか、自分が考えたキャラと白鳥異伝のキャラを共演させてみました。
真太智、ごめん……m(_ _)mまた、フラれ役。当て馬。
小倶那と遠子、菅流を登場させるかはまだわかりません。もしかしたら、登場させないかもしれません。
登場させたら、面白そうだけど(笑)
ただ気軽に、楽しんでいただければ光栄です。
私が勝手に自分のオリジナルキャラと大好きな物語をリンクさせてみたかっただけなので。
<注>レイシャが敬語を使ってるのは、助けてもらった恩を感じているからです。
電車の中で、夢中になって携帯で書いてました。
あまり悩まずに、ただ書き続けて。
気がつくと、降りる駅に着いてて(笑)
ただ真っ白な羽を背中にもつ少女だった。
「大丈夫か?」
真太智が声をかけると、少女は微かに反応した。
「大丈夫……です」
そう呟くと、精魂尽きた様子で目を閉じた。
少女が意識を失うと背中の白い羽が消えた。
――まるで、幻のように。
1、【天使の少女】
「……ここ、どこぉ?」
少女は目を覚ました。
辺りの様子を首を回して見渡す。
――知らない場所だった。
海が近いのだろう。微かに塩の匂いもする。
「気がついたのかい?」
「あ、はい。ありがとうございました。あの……ここはどこですか?」
体を起こして、礼儀正しくお礼を言う。
「あ、いいよいいよ。無理しなくて。まだ寝てた方がいい」
中年の女性は優しく少女を気遣った。
「もう平気です。あたし、こう見えても頑丈なんですよ」少女は、心配してくれたことが嬉しかった。
だから、自分がもう元気だと一生懸命伝えた。
「それはよかった。でも、無理は禁物だよ」
「はい」
少女はにこっと微笑んだ。
見ている方が癒されるような優しい笑顔だった。
「あ、そうそう……ここは矢田だよ」
「矢田ですか……」
聞いたこともない場所だった。
空気の匂いも少女がいた所とは違う。
(あたし、異世界に迷いこんだのかな?)
「あんた名前は?」
「レイシャです」
「れいしゃ……かい。変わった名前だね」
「そうですか?」
やっぱりここは異世界なのだ、と改めてレイシャは思った。
バタバタバタ。
その時、騒々しい足音が聞こえた。
「ただいま、おっかあ」
「おかえり、真太智」
「あれ?あの子、目を覚ましたのか?」
自分が助けた少女が目を覚ましていたのに気づいた。
「そうだよ。レイシャ、この子は息子の真太智。あんたを助けたんだよ」
「真太智さんですか。助けて下さってありがとうございます」
レイシャは、にこりと微笑んだ。
男なら魅了されるほどの笑顔だった。
案の定、真太智は顔を真っ赤にしている。
「さてと。私は夕飯の支度でもするかね」
真太智の母親はそう言うと、夕飯を作りに行った。
可愛い女の子と二人っきり。女の子と二人っきりになることはあまり経験がなくて、真太智はドキドキした。
長い沈黙がしばらく続いた。
「あの……」
最初に口を開いたのは、レイシャだった。
「どうかしたのか?」
「助けてくれた時、あたしだけでしたか?その……他に誰かいませんでしたか?」
「他には誰もいなかったぞ。誰かとはぐれたのか?」
「誰もいなかったならいいんです」
(……彼は、この世界にこなかったの?巻き込まれたのはあたしだけ?でも、あの時あたしを庇って……)
突然、現れた突風に二人共巻き込まれたはずだ。
だけど、彼は元の世界にいるのかもしれない。
自分だけが異世界に来たのかもしれなかった。
「俺も聞きたいことがあるんだ。聞いてもいいかな?」
レイシャが考えにふけっていると、真太智が口を開いた。
レイシャは迷うことなく、真太智に答えを返した。
「どうぞ。なんでも聞いてください」
「レイシャを初めて見た時、背中に羽が生えてたんだけど……あれってなんだったんだ?」
「……」
(どうしよう、なんて答えたら……)
レイシャは戸惑った。
正直に話をしても、信じてもらえない確率が高い。
レイシャに羽があるのは、レイシャが『天使』だから。
――人間ではないから。
(よしっ!)
レイシャは決めた。
「あたし、生まれつき羽をもってるんです。その羽は、あたしの意思で出したり消したりできます。空だって飛べますよ」
できるだけ『天使』という単語をださないように、簡潔にわかりやすく話した。
「そっか……。あれ生まれつきなのか。びっくりした。
俺はてっきりあんたが天女なのかと……」
「天女?」
初めて聞く言葉だ。
レイシャは首を傾げた。
『天』という単語だけは『天使』と共通しているが。
「羽衣を返すと天に帰ってしまう美しい女性のことだ」
「へぇ」
まるで、自分のことを言い当てられているかと思った。
ただ、レイシャには羽衣はない。
羽は常に背中にあるから、いつでも帰れる。
今は異世界にきてしまっているけれど、元の世界に帰ろうと思えば帰れるだろう。
レイシャは人間ではないから。
不思議な力をもつ、『天使』だから。
「あんたは天女じゃないんだろ?普通の女の子なんだろう?」
「そうですね」
人間ではないけれど。
『普通の女の子』だということは、間違ないから。
「夕飯できたよ。飯にしようか」
真太智の母親が、戻ってきた。
「はい」
レイシャは、返事をした。
微笑を浮かべながら。
そうして、夜は更けていった。
レイシャは暗闇の中で、彼がいない寂しさを感じた。
「ナイト……」
無意識に彼の名前を呟く。
●続く●
☆あとがき☆
なにを思ったのか、自分が考えたキャラと白鳥異伝のキャラを共演させてみました。
真太智、ごめん……m(_ _)mまた、フラれ役。当て馬。
小倶那と遠子、菅流を登場させるかはまだわかりません。もしかしたら、登場させないかもしれません。
登場させたら、面白そうだけど(笑)
ただ気軽に、楽しんでいただければ光栄です。
私が勝手に自分のオリジナルキャラと大好きな物語をリンクさせてみたかっただけなので。
<注>レイシャが敬語を使ってるのは、助けてもらった恩を感じているからです。
電車の中で、夢中になって携帯で書いてました。
あまり悩まずに、ただ書き続けて。
気がつくと、降りる駅に着いてて(笑)














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